人材紹介機能を活かし特定技能外国人を支援する登録支援機関様の活用事例

登録支援機関様の概要

実績:国内留学生の就職・技能実習からの移行・海外呼び寄せ・インターンシップからの移行など

支援している特定技能外国人:ミャンマー・インドネシアの比率が高い

業種:建設・農業・外食・飲食料品製造業など

事業遂行における課題

法改正情報のキャッチアップ

留学生やインターンシップ、技能実習から特定技能への移行などといった幅広い在留資格を扱っているからこそ、それぞれの形態に応じたビザ手続きの正確な把握が困難な状況でした。また、在留資格を横断したキャリアパスの設計や提案(技能実習から特定技能への移行など)についても、難しい状況でした。

制度への理解不足

外国人採用で難しいポイントの一つとして、入社時期の判断ということがあります。こちらの登録支援機関様では、制度に対する理解が十分な人材が不足しており、企業が求める入社希望時期に採用予定の外国人の入社手続きが間に合うかどうかの検討・判断がうまくいっていない状況でした。

企業ニーズの把握

こちらの登録支援機関様についてはもともと日本人の職業紹介業を行っており、その実績がございました。しかし外国人の職業紹介については全く経験がなく、どのような外国人材が企業にとって需要があるのかわからない状況でした。

当事務所におけるサポート内容

ビザ取得可能性診断と勉強会の開催

入管法の改正情報をすべて登録支援機関様内の人材でキャッチアップすることはなかなか難しいため、弊所にて特定技能への移行が可能な業種かどうかの診断を行いました。また併せて、特定技能1号から特定技能2号への移行要件に関する勉強会を開催し、基本的な知識の浸透に尽力いたしました。今では技能実習→特定技能1号→特定技能2号のキャリアパスに該当する人材かどうかの判断を、登録支援機関様のみでご判断可能になるまでになりました。

入社スケジュールの策定

建設分野でのみ必要な国交省申請や、各分野で必要となる登録支援機関の協議会加入に関するアドバイス・レクチャーを実施し、分野ごとに必要な手続きにどの程度の時間がかかるのか、準備開始から入社までのスケジュール感の大まかな目安を把握していただきました。その結果、分野ごとの手続きにかかる時間を踏まえたうえで、各ご支援先の繁忙期に合わせた人材提案ができるようになりました。

国籍ごとの送り出し機関との連携

外国人材の職業紹介が初めてだということだったので、国籍によって相性の良い業種や分野があることをお伝えしました。また、送り出し機関では転職防止を見据えた教育を実施されていることもあるため、弊所にて提携先となる送り出し機関もご紹介させていただきました。その結果、ミスマッチの予防・定着率改善を実現する人材採用が成功し、「生え抜きの外国人現場リーダー」と言われる人材も誕生しています。

登録支援機関運営に関するお悩みがあればぜひご相談ください

登録支援機関の運営に関するお悩みは、だれに相談したらよいのかわからない悩みも多いかと思います。当事務所では、過去に登録支援機関様をサポートさせていただいた経験や、士業としての強みを活かし、登録支援機関の運営を応援しています。

運営に関する課題や、手続きに関する相談など、ぜひお気軽にお問い合わせください。